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初心者がUnityでなんかしちゃうぞBlog

【#2】絵の描けないエンジニアが理想のキャラを手に入れるまで~依頼編~

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さぁ、前回では【いたずらな悪魔っ娘】というキャラクターの方向性が決まりました。

unity-senpai.hatenablog.com

みなさんも自分が作りたいと思ったキャラクターのイメージが固まってきたと思います。

今回の記事ではいよいよ私が実際に依頼をしてどのように進めていったかを見ていきたいと思います。

依頼先を考える

クラウドソーシングといっても色々サイトがあるのですが比較とかは割愛します。 国内発注先であれば、ココナラ が手堅いと思っているからです。(実は犬のアイコンもココナラで作ってもらいました)

ココナラというのは個人のスキルを売り買いするための場所で、イラストに限らずいろーんなものが売買されてます。 個人に依存したマーケットなので値段設定からクオリティは様々です。今回、私はここから依頼先を探すことにしました。 一応言っておきますが、私はココナラの回し者ではありません😜 (※ ですが、下記リンクは私の招待コードが含まれています。よろしければぜひ!)

coconala.com

自分の条件にあう人をとにかく探そう

キャラクターの制作依頼であれば、専用のカテゴリがあるのでそのページに飛んで探してみましょう、 個人へ依頼する形になるので、イラストのテイストや納品されるもの、作業期間から料金設定、ラフ修正回数、その他オプション etc... 条件は様々です。 自分のお財布と相談し、どういったものがほしいのかよく考えて相手を探していきましょう! coconala.com

ポートフォリオ(サンプル画像でチェック)

私は今回、自分のゲームに今後登場させたりとかも考えていたのでイラストの依頼というよりはキャラクター制作(キャラクターの設定資料を作る)ことを目的としました。

キャラクターの二面or三面図があることが条件です。イラスト制作は多いのですが、キャラクター制作となるとLive2D向けのものが多かったりするのできちんとページを確認していきましょう。(Live2Dモデル用に設定画描いてもらえる場合もあるので気になればDMして聞いてみましょう!)

私は今回、夜野yanoさんという方に依頼することにしました。(Blogで紹介の許可を頂いています。ありがとうございます) twitter.com

TRPG用にも!)全身オリキャラ作ります ご自身の脳内にあるオリキャラの構想を再現します

理由としてはざっくりとこんな感じで決めました。

  • ポートフォリオを見たところ絵が可愛かった
  • サンプル画像で載っていたキャラが可愛かった
  • ちゃんと二面図や表情集などの制作を行ってくれるということだった
  • 絵柄のテイストが好みだった

coconala.com 結論から先にいいますが、クオリティの素晴らしい方でした。

まずは問い合わせてお見積り

ココナラのサービスでは、基本的に「まずは見積をしてくれ」という方と「即購入でもOK(内容についてはその後調整しよう)」という方がいます。 私としては事前に見積もり依頼を送ることを強くオススメします。まず自分の依頼がクリエイター側に受けてもらえるかのチェックをしてもらえるのと、納期や料金などについて説明がもらえることがほとんどだからです。

ということで、今回は私もしっかりと見積のためのDMを送りました!

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画像を添付してガッツリと相談しています!

お見積りに関しては専用のテンプレみたいなのがあるのでそれにカタカタと埋めていけば上記のような質問形式で送ることができます。最初の段階で食い違いとか勘違いが起こっても嫌なのでなるべく詳細に書いて前回用意していたキャラクターイメージ画像も一緒に送りました。

返答と提案

翌日にはさっそくお返事をいただきました。依頼が立て込んでおり着手まで少し時間がかかるというお返事でしたが私は問題ないお返事を出しました。 その後「提案」が届きました!

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今回の依頼の納期や納品物、スケジュールなどの提案
提案というのはココナラのシステムとして、「見積もりをした依頼に対してはこの値段でこういう感じで作業できます」とクリエイター側から直接提案が届きます。それが気に入れば提案を購入して依頼する形となります。

私の場合もこのあともDMで少しやり取りしてから上記提案を購入しました。これで無事に依頼することができました! さぁ、いよいよキャラクターのイメージを伝えて実際に依頼先も決まりました。次回からは自分のキャラクターが具現化していく様子を実際の作業にあわせて進めていきたいと思います!

unity-senpai.hatenablog.com

【#1】絵の描けないエンジニアが理想のキャラを手に入れるまで ~準備編~

やっぱ、オリキャラほしい~~~!

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※今回外注して作成した、私のオリジナルキャラクター

この記事はシリーズものとして何個かにわかれた記事で連載していきます。

やっぱオリジナルキャラクターほしい!!!

エンジニアの皆さん! いきなりですが、オリジナルキャラクター欲しくないですか?ほしいですよね? ゲームアセットで配られているキャラクターや、著作権的にOKなイラストを見ていて思うのは「やっぱオリジナルで看板キャラみたいなのが欲しい」という思いです。

絵心無い人がここにいた

しかし、残念なことに私には絵心がありません。ドラえもんを描くとこんな感じにグニャグニャです

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一応旧ドラを意識したドラえもん

絵が描けないけど、自分のオリジナルキャラクターであわよくばゲームを作りたい。 エンジニアがそう考えるのは、赤子がいずれ歩き出すのと同じぐらい当たり前のことだと思います。

だったら、外注すればいい!

ということで、今回は特別企画として私が実際に外注をしてキャラクターを手に入れるまでをまとめていきます。 トップに出ている金髪の可愛い子も実は今回私が依頼して作ってもらったオリジナルキャラクターなのです! 実際の流れを共有することで外注に興味のあるエンジニアの方に、ゲームを作る上での可能性を広げる体験談として共有できれば嬉しいと考えています。

キャラのイメージを考える

まずは頭の中にあるキャラクターのイメージを固めましょう。 私はMMORPGでは必ずエルフを選ぶほど、エルフには定評のあるプレイヤーでしたので今回はエルフ耳を重要な要素の1つとします。さて、それ以外はどうしたら…と頭をひねります。

絵が描けない人が他人にキャラ制作を頼むなら、資料が命!

エンジニア的に言えば、仕様書が無いのにプログラムは組めませんよね?(でも組むハメになることが多いんだけど…😨) いわばキャラクターの仕様書を作らねばなりません。文字だけの仕様書よりも画面イメージがついた仕様書のほうが絶対良いですよね。

ということで、ぜひGoogle画像検索や、Pinterestなどを使ってイメージを探してみましょう。良いと思ったのは保存して資料として出せるように準備しておきましょう! 「このキャラのこの要素」「このキャラのこの顔」「こっちのキャラの髪型」とパーツパーツでも良いので資料が出せたほうが絶対に良いと思います。(たぶん)

www.pinterest.jp

ここで私は2つの大きな要素を決めました。

悪魔っ娘

むかし遊んだグローランサーで、感情豊かな人工精霊(妖精みたいなの)のティピちゃんが好きだったんです。

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© グローランサー (うるし原さん)
表情豊かで無口系主人公の進行をアシストするべくいろんな感情をぶつけてくれる良いマスコットでした。

私もこういったマスコット的なキャラクターがほしい!と思ったので、ティピちゃんをベースに少し系統を変えて悪魔っ娘というより悪っぽい印象のあるキャラクターにしようとベースを決定しました。(ピクシーとかが近いのかな?) なので、角が生えていて翼と尻尾もあるという悪魔らしい女の子というベース設定が決定しました。

いたずらっ気

ベースが決まってあとは性格を載せれば方向性が定まります。 せっかく悪魔というベースがきまったので、表情豊か+いたずら心満載の「悪ガキ」みたいな性格を要素として決めました。

キャラクターのイメージが決まった!

色々考えてキャラクターのイメージが固まってきました。

  • エルフ耳
  • 悪魔娘(角、翼、尻尾あり)
  • いたずらっ気強め(悪ガキ)

うーん…絶対にかわいいぞ…

みなさんもキャラクターのイメージは固まってきましたか?どうですか? 猫耳クール剣士、碧眼の飲んだくれ侍おじさん、金髪ドリルツインテールのお嬢様、邪気眼をまとった好青年・・・? 色々あると思います。

ただし、このキャラクターは絵の描けない私の頭の中にしか存在していません。 これを実際に絵に起こしてもらうにはなんとかして相手に伝えなければなりません。

そこで役立つのがキャラクターのイメージを固めるときに集めていた画像です。これらをひとまとめにして資料用画像を作っておきましょう。 文章と共に渡す補助的な資料として役立ちます。衣装や髪型など特徴的なものがあるならなおさら参考になるものは用意しておきましょう。

私が用意した資料はこんな感じでたくさんの画像を資料として準備しました! その中から必用なものをピックアップしてデザイナーの方に送る資料としました。

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デザイナー様との打ち合わせように集めた資料の一部。

ベースキャライメージ

悪魔娘っぽいベースのキャラクター画像を見つけて、「こういう体型で翼と尻尾があるキャラ」と伝えるための資料を1枚用意

角イメージ

今回は角もつけたかったので、巻角のキャラクターの頭部画像を資料として1枚用意

髪型イメージ

1枚、ほぼクリティカルに正解なイメージ画像があったのでそれを用意

衣装イメージ

どういった服装にするかのイメージ資料。2パターンあったので2枚用意。

あとは依頼へ進むだけ!

さぁ、気分が高まってきました。 頭に漠然と浮かんできたオリジナルキャラクターのイメージを固めて、どんなゲームにするかを想像していきます。 キャラクターをベースにゲームの案を考えてみるのも良いですね😊

次の記事では実際にどう依頼を進めていったのかを書いていきたいと思います!

unity-senpai.hatenablog.com